先生愛!~もう1つの片思い~
「おはようございます。」
挨拶した俺に、可愛い彼女は、小さな声で挨拶する。
今日は赤いパジャマを着ている彼女。
可愛い。
黄色も似合ってたけど、赤も良く似合っている。
ただ、また反感は買いたくないから、感想は俺の中だけで留めた。
ガーゼを外し、消毒する。
痛そうな顔をする彼女。
すごい罪悪感に苛まれる、俺。
次に…まだ開いたままにしている傷口を縫う事にした。
「では、今日はまだ縫い終わってない部分を、縫います。」
と言った俺に、彼女はキョトン顔。
まあ、無理もないか。
それより、また百面相シリーズがふえた。
もはや百面相集めは俺の日課と化した。
相変わらず、変態っぷり炸裂。
看護士も俺のいきなりの言葉に、慌てて糸を取りに行った。