悪のカリスマ達
第7回
「ハカイダー」
登場作品
:人造人間キカイダー
口笛と共に愛車のバイク「白いカラス」に乗って現れる、狙った獲物は必ず仕留める漆黒の暗殺者。
彼は「悪のダンディズム」という風をヒーロー番組に吹かせた第一人者ではないでしょうか?
ただひたすら、純粋にキカイダーを「狩る」ためだけに作られ、その使命のためだけに生きるロボット(と言うのも変ですが)。
その頭部にはキカイダーの産みの親・光明寺博士の脳が内蔵されているため、キカイダーは彼に手を出せない。
しかしハカイダーは容赦なくキカイダーを倒そうとします。
味方にならなかったものの、「嘘をつかない」「正々堂々と勝負」「キカイダー以外はシカト」「キカイダーが倒されると、生きる意味を無くして落ち込む」など、呆れるほど職務に忠実な奴でした。
ちなみにハカイダーを倒したのはキカイダーではありません。
ハカイダーが最期、宿敵キカイダーに向けて言った
「キカイダー…
お前に倒されたかったぜ」
このセリフに彼の生き様が集約されているのでしょうね。