レンタるな恋人
「ちょっと、吐いたものくらい流しなさいよ!」

俺のかわりに姉貴がトイレを流す

姉貴は俺の部屋に入ってくると、ベッドに横になろうとする俺の首根っこを掴んだ

「何かわけはあるはずよ
さっさとお客様のところに戻りなさい」

「嫌だね
あっちが先に契約……」

「何か理由があるはずって言ったでしょ!
そこを理解してあげるのがあんたの仕事
ぐずぐず言ってると、もう一発殴るわよ」

「わかったよ」

俺は立ち上がると、玄関に向かった

「あんたは3日間、家に帰ることを禁じるわ」

「へいへい」

俺は靴を履いた

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