レンタるな恋人
「あの…お金」

3日目の朝
琉菜が俺の金を差し出した

25万きっかり

俺は受け取ると、立ち上がった

「ご依頼ありがとうございました」

仕事らしい仕事なんてしていないのに
25万かよ

意味あったのかよ

この3日間のレンタルに
琉菜は満足しているのかよ

別々のベッドで寝て
なんの触れ合いもなくて

ずっと仕事ばかりして


俺は25万を手に握りしめると琉菜の部屋を後にした

< 20 / 56 >

この作品をシェア

pagetop