four leaf clover ~恋人になったお兄ちゃん~
大学に着いた。


ノゾムさんは私をすぐ見つけてくれた。


「メグちゃん!」


「ノゾムさん。」


「行こう。」


私は手を引かれた。


力強いけど優しい手だった。


「何処に行くの?」


ノゾムさんは何も言わない。


そして・・・。


手を引かれた私の前にはユウがいた。




「何でメグがここにいるの?」


私が答えを迷っていると、ノゾムさんがしゃべりだした。


「お前に聞きたい事がある。昨日は何してた?」


「・・・・・。」


何かを察したのかユウは無言だった。


「何で答えない。」


「用事があって出かけてたよ。」


「レイコといたんだろ?」


ユウびっくりした様子でこっちを見た。


「何で知って・・・。」


「お前!メグちゃんを泣かせる様な事をするな!」


ノゾムさんの怒鳴り声に私とユウはびっくりした。


「ノゾム・・・?」


「俺ならメグちゃんを泣かせるような事はしない・・・。」






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