ずっと…
あなたの腕に刻まれた無数の傷

初めて会った日に見せてくれたね

しっかり者のあなたの弱い部分を

初めて見た気がした。

「どうせ死ぬなら今死のう」

あなたの呟きが聞こえた気がした

涙が出そうだった

ホントは気の利いた言葉かけたかった

「あなたは生きなきゃダメなの!」

「こんなコトしちゃダメだょ」

色んな言葉が頭の中回るのに

あたしは.その傷を撫でながら

涙をこらえるので必死だった

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