わたあめ―kimi to hajimete―
新たな…
それから数日後。
私はいつも通りの学校生活を送っていた。
アキとは今も、学校では他人のフリをしてはいるが、お昼ご飯は秘密の屋上で一緒にとるようになった。アキ曰わく…
「白い目で見られるならそれでいい。上辺だけの友達なんていらん。」
だそうだ。
そして、もう1人…
「なんでいるのかな〜
神・田・君??」
神田とアキはお互いを箸で示した。
「アサキが」
「私が」
「「呼んだから。」」
「なぜ………」
せっかく避けてたのに。
「私と和希以外で
ハルだけじゃん??
素直なカノが見れるの。」
………は?
「おい!アサキッ!?」
なんで神田が慌ててんの??
「まぁまぁ、カノ、別にハルが嫌いなわけじゃないでしょ??」
「え?…あぁ、うん。」
最初は大嫌いだったけど助けてもらったりしてからはむしろ好感はある。
関わらないようにしてたのは素の自分を学校で出さないためだし。
「それ、ハルにちゃんと言ったら??カノが避け始めてずっと落ち込んでたんだよ?」
そうなの??
「ア、アサキ!それ以上は…」
「神田君。」
「な、なに?!」
「私、神田君のこと
嫌いじゃないからね?」
これでいいの??
アキを見ると、OKサインを出していた。