わたあめ―kimi to hajimete―


「カノ、その服は?」


いけない!
商品もったままだった!!

「あ、これどうかなって…」

「うん、似合うと思う…」

微笑んで服を見つめるアキは本当に和君が好きなんだな〜と思う。
そして、からかってみたくもなる(笑)


「アキ〜、
今誰が着てるとこ想像しちゃったの〜♪」


「な…っ!カノ!!」

「アキ、真っ赤だよ?」

「もう!!知らない!!」

「ゴメンゴメン♪」

「カノ!!!」



「ぷっ……」

隣を見ると店員さんが
笑っていた。

「「あの……」」

「すみません。
お二人は仲が良いんですね。」

「「はい。」」

私もアキもハモって答えた。

「そちらの商品なんですが、
購入されますか?」


「はい。アキ、どう?」

「うん、いいと思う!」

「では、サイズは大丈夫ですか?」


そうだ!サイズがあった!
どのくらいだろう…。

アキを見るとこちらも頭に?が浮いていた。
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