わたあめ―kimi to hajimete―
2階に上がって窓を見ると
2つの人影が確認できた。
「…本当に来てくれてる。」
待たせちゃいけない。
早く行かなきゃ!
「お疲れ様です!
お先に失礼します!!」
「「お疲れ様〜♪」」
裏口を出て、神田のところに駆け寄ろうと走りだした。
「今日もお疲れ様〜♪」
店員さんが今日も来て、
駆け寄って来る。
「すみませんが、
彼を待たせてるんで
失礼します。」
「……………えっ?」
店員さんの驚いた声を
無視して、神田に駆け寄ると、
笑顔で出迎えてくれた。
「は、ハル!お待たせ!!」
(う〜…
やっぱ慣れないよぉ)
「いいよ。お疲れ!
しっかり掴まってな!!」
「…う、うん!」
なんか、慣れてるなぁ。
そうして、バイクは自宅へと走り出した。
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「ただいま〜」
やっと、家だ―――!
「…って、なんで神田君も上がってんの??」
「アサキが、今後の作戦話すから
……えっと、その……泊まりに来いって」
アキ〜…
あんた何考えてるのよ!!
「お帰り〜、2人共♪」
「アキ!なんで神田君を巻き込むの!!」
「まぁまぁ!それで?
守備はどうだった??」
話逸らさないでよ〜…
「と、とりあえず
驚いては……いた。」
なんで私、アキには頭上がんないんだろ……。
「そっか!
じゃあ、明日のこと言うね!!」
「「明日??」」
明日は土曜日だから、
家でゴロゴロしようかと…。
「明日はデートしてきなさい♪」
………………………!
「「デート?!」」