わたあめ―kimi to hajimete―
「あの、彼氏がいるって
言ったら、来なくなったんで…」
話すんじゃなかった…。
いつも通り、スルーすればよかった!
「…本当に大丈夫なの?」
「はい。
一応、今日も迎えに来てくれるので。」
「次から!ちゃんと言ってね!!」
なんで??
「えっと、もう大丈夫なんで!」
「……本当に??」
「はい!だから、
泣かないでください。
川崎さんは笑顔がいいです!」
「…………………。」
あれ?なんか間違えた??
「ふふっ、ありがとう。
もうあがっていいわよ!
お疲れさま!!」
「お疲れ様でした!!」
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「ゴメンナサイ!!
遅くなった!!」
ヤバい、かなり待たせちゃった(汗)
「お疲れ様!さ、乗って」
「うん。」
急いでバイクに跨るけど……
「ほら、ちゃんと掴まって!」
おずおずと、神田の腰に腕を巻きつける。
「じゃ、行くよ。」
「……うん。」
今日も疲れたな…。
なんか、神田の背中って広くて落ち着くなぁ…
…………………………………って、ヤバい!睡魔が…………………。
でも、やっぱ、なんか安心しちゃうな……………………
そういえば、この偽装っていつまでなんだろ…。
アキに訊いて見よう。
これ以上……………………………神田に…迷惑……………