わたあめ―kimi to hajimete―
「なるほどね〜…」
「きっと、傷つけたよね…。」
「朝、カノがいなくなった後、しばらくしてハルもいなくなったんだけど…、まさかカノと一緒だったとはね〜(笑)」
な、なんでにやついてるの――…(汗)
「ねぇ、カノはさ、どうしたいの??」
「えっ???」
「だ〜か〜ら!!ハルのこと傷つけたかもって思って、そんな落ち込んでるんでしょ??」
「う、うん……。」
「じゃあ、どうすればいいと思う?」
「………謝りたい。」
そうだ、謝んなきゃ!!
「そっか!じゃあ、明日謝りなよ!!」
………えっ!?
「あ…、明日―――?!」
「当たり前!早い方がいいに決まってるでしょ!!」
「で……でも!どこで?!どうやって?!」
私はクラスで浮いてるから、はっきりいって難しい。いろんなことが……。
これがアキとかなら教室とかで
『あ、ハルー!昨日はゴメンね〜』
とかなんとか出来ただろうが生憎、私にはそんなことは無理だ。
頭を抱えて真剣に考えだした私を見てアキが吹き出し始めた。