わたあめ―kimi to hajimete―
「アハハッ…アハハッ(笑)」
なんで!?
「ちょっ……、なんで笑ってんのよ!!」
こっちは真剣に悩んでるのに!!信じらんない!!
「ゴメッ、ちょっ、ちょっと待ってて!」
な、なにもお腹押さえて笑わなくても………!
なんかだんだん腹が立ってきた。
ぷるぷる拳を奮わせて
アキに詰め寄った。
「ア――キ―――!」
「ゴメッ!ゴメンッてば!!」
どうやら笑いまくってお腹を痛めたらしく、さすりながら振り向いたアキの目には涙が溜まっていた………。
「アキ!!」
「あー―スッキリした!!」
(そりゃ、そんだけ笑えばスッキリしただろうよ。)
「で、どうするかだったよね?」
「う、うん…。」
「1人になったときに謝るとかは??」
「1人…、なるかな〜…」
なんせ、彼は人気者だ。いつも周りに誰かがいる。
「まぁ、私に任してよ♪」
「…うん。でも…」