わたあめ―kimi to hajimete―


と、その前に、そう呟いてにやけ顔のアキが私の胸元を指差して聞いてきた。


「それ、なぁに?」


胸元に光のはさっき神田に貰ったネックレス。



「貰ったの…。
クリスマスプレゼントだって。その………」


「ハルに?」


コクンと頷いた私をアキはジーっと見ている。
それがいたたまれなくてつい…


「あの…、アキ??」


「なに?」


「私、どうすれば…その…」


いいの…?


「さぁ?」


…………え?!


「え、あの………」



何かアドバイスをくれると思ってたのに返ってきた返事が「さぁ?」って…
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