わたあめ―kimi to hajimete―


『好き』



昨夜気づいたこの気持ち。
それをいま、伝えたかった。




だけど、



いま目の前にいる神田を見て少し後悔した。




私のバカーーー




いくら、焦ってたからって、今は朝なんだ。



しかも早朝。



ついでにここは住宅街で、多分いや確実に目の前の家の中にいる神田のお母さんには丸聞こえ。




そこまで思考がまわってきたら顔が熱くなっていった。
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