わたあめ―kimi to hajimete―
「ただいま〜」
「遅い!なんかあったのかと思った〜。」
アキはいつも出迎えてくれる。一応アキもバイトをしているが私ほど遅くはならない。
「心配かけてゴメン。」
「いいよ。
それよりどうしたの?
珍しいじゃん。この時間にあの店の前にいるなんて。」
「今聞きたい?」
一応、時間も時間だったから聞いてみたんだけど予想通り目を輝かせてアキは食いついてきた。
「聞きたい!」
私は着替えながら話始めた。
「さっきまで、神田春哉と一緒だった。」
「…………は?」
「だから、さっきまで
神田春哉と一緒だった。」
「………なぜ?」
「それを今から言う。」
私は教室でのことから
さっきまでのことを全部話した。
話し終えたころには寝る時間もあまりなさそうな時間になっていたから、そのまま起きてることにした。