わたあめ―kimi to hajimete―


いつも通りの時間に学校についた。
朝のH.Rのとき、
副担が言った一言で女子が騒ぎ出した。


「神田は休みだ。
日直は日誌に書いとくように。」



「「なんでー!?」」

「「センセー理由はー?」」

「風邪だそうだ。」


「ウッソだ〜!サボりじゃねぇの(笑)」




「じゃあ、
ウチらも今日サボってハルん家行こ―♪」


「「いいね―♪」」



「お前らそういうことをセンセーの前で言うなよなぁ(泣)」




教室内に爆笑がおこった。
2人の女子を除いて。




―カラッ―





アキが窓を開けた。



合図だ。




副担が教室を出るとすぐにある場所に向かった。




『図書室』の上の屋上。図書室がすでに人を寄せ付けないし、その上の屋上には貼り紙がしてあって生徒は立ち入り禁止になっている。
前は鍵もかかっていたけれど私が壊した。



5分後、アキがやってきた
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