わたあめ―kimi to hajimete―

夏休み



終業式。




体育館はサウナとなり、校長の話をまともに聞いているのはいったい何人くらいなんだろう。




教室に戻ってからは夏休みの生活についての話が長々とあるはずだけど、ウチのクラスは違う。



担任教師の西野は、面倒くさいのが大嫌いで話も簡潔にだけど的確に要点を話す。理由をアキが聞いていたが確か………
(早く終わるには余計を省くとか言ってたな。)






今回も簡潔内容だった。
「お前たちも義務教育ではない。自分の行動には責任を持て。夏休みの課題の提出期限は延長しない。ハメを外して痛い目みるのはお前たちだ。
━━以上。」



簡潔にしかも、静かに言われてクラスの空気はとても冷ややかで今が夏で楽しい夏休みが始まろうとしていることはこの時みんなが忘れていた。





ちなみに課題は一週間くらい前から配られてて既に終わらせた。




ビバ!夏休み!!
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