わたあめ―kimi to hajimete―
変化??
帰宅すると、
アキが出迎えてくれた。
「おかえり、カノ。」
「ただいま、アキ。
ゴメンね…心配かけて。」
「いいよ。事情も聞いた。
大丈夫??」
「うん…。
って、なんで事情知ってるの??」
「俺が事情聞いてるときに携帯繋いでたんだよ。
一石二鳥、だろ?」
多分…二度同じこと聞くのイヤだったんだろな…。
「さて、今日は俺もこっちに泊まるから。
2人共課題しろよ。」
「「もう終わった。(笑)」」
「…さいでっか…」
****************************
「でもさ、随分仲良くなってるよね〜」
「だよな。」
「そんなこと…」
「だって、服を借りるまではいいとして、談笑したんでしょ?」
「う゛っ!」
「そうそう、オレが駆けつけた時の雰囲気とかクラスメートの枠かなり越えてたぜ(笑)」
「だって!…話さないと気まずくなるし……」
言い訳かな…とか思いつつ、
理由を言った。
「ふ〜ん、気まずくねぇ(笑)」
2人共ニヤニヤ笑っている。
「本当にそれだけだからね!!」
結局、この日はずっと2人にからかわれ続けた。