わたあめ―kimi to hajimete―

変化??



帰宅すると、
アキが出迎えてくれた。



「おかえり、カノ。」


「ただいま、アキ。
ゴメンね…心配かけて。」

「いいよ。事情も聞いた。
大丈夫??」


「うん…。
って、なんで事情知ってるの??」


「俺が事情聞いてるときに携帯繋いでたんだよ。
一石二鳥、だろ?」



多分…二度同じこと聞くのイヤだったんだろな…。


「さて、今日は俺もこっちに泊まるから。
2人共課題しろよ。」




「「もう終わった。(笑)」」



「…さいでっか…」




****************************


「でもさ、随分仲良くなってるよね〜」


「だよな。」


「そんなこと…」


「だって、服を借りるまではいいとして、談笑したんでしょ?」


「う゛っ!」


「そうそう、オレが駆けつけた時の雰囲気とかクラスメートの枠かなり越えてたぜ(笑)」


「だって!…話さないと気まずくなるし……」


言い訳かな…とか思いつつ、
理由を言った。



「ふ〜ん、気まずくねぇ(笑)」


2人共ニヤニヤ笑っている。


「本当にそれだけだからね!!」



結局、この日はずっと2人にからかわれ続けた。
< 79 / 237 >

この作品をシェア

pagetop