わたあめ―kimi to hajimete―


キーンコーン………

チャイムが鳴った。


「起――立。礼!」


「「ありがとうございましたー。」」




私は早速、読みかけの小説を取り出した。




「あれ、それっ……」




(なんで、急に静かに…)



視線を感じ、顔をあげると




ジーっと小説を見ている神田春哉がいた。
神田だけではなく周りのクラスメートたちもこちらを見ている。
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