はちみつレモンの恋
あれから、高宮くんから目が離れなくて。

ある時、恋ってことに気づいた。


恋が、こんなに辛いなんて知らなかった。

別に、今まで恋したことがなかった訳じゃない。

今までで一番、本気になったんだと思う。


夏子に相談したら、

「アタックやるべし!」

しか言わないんだもん。

まぁ、アタックなんかできるはず無くて。



今までただのクラスメートだった高宮くんに、いきなりアタックなんて、恥ずかしかった。

なんだし?って思われるのが、怖かった。


高宮くんの周りにはいつでもかわいい子が居たから。

自信喪失

この言葉がぴったりだった。



いつの間にか、目を合わせることすら、それどころか、すれ違うのでさえ怖くなって。





高宮くんを・・・・




避けた
< 3 / 14 >

この作品をシェア

pagetop