大好き
大好き
「瑠美ー、ばいばい♪」
「ばいばい★」
今日も特に変わったこともなかった…。
さて、家に帰るか。
「瑠美ーーー!!」
誰かに名前を呼ばれた。
亮平だ。
「何?」
「何って…冷てぇなー。家に帰るんなら一緒に帰ろうぜ。」
「いいよ。久しぶりだよね。」
「おう、そうだな。」
「「…………………。」」
「…なぁ。おまえって好きなやついるの?」
「うーん。いるねぇ。」
「…誰だっ!!」
「はぁ?絶対言わないもん。亮平こそいるんでしょ?教えなさいよ。」
「え〜。俺の好きなやつは、最近俺に冷たいんだよね〜。軽くショック状態っす。」
「へぇー。それは残念だね。」
「……えっ?誰?とか突っ込んでくれないの?」