この美しくも醜い世界で、君は唯一の僕の真実
確かに良い条件ではある。

オレは家が必要だし

ヒイロはドッグカフェに犬と一緒に行きたい。


もう悩む必要ねぇな

オレはヒイロの手を舐めた。

それをヒイロは返事と理解してくれたのか、笑ってくれた。

綺麗だ


「決まりだ。今日からお前はうちの犬だ」


ヒイロはそう言うとやたらと重い、プラダだか何だかの首輪を外してくれた。


「銀河(ぎんが)」


ギンガ。

そう呼ばれた時に、頭から尻尾の先まで何かが駆け抜けたような気がした。
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