この美しくも醜い世界で、君は唯一の僕の真実
身体中いっぱいにヒイロの匂いが広がる思いがした。

安心した。

ヒイロの一番柔らかい所に頭を押し付けて、目を閉じた。

毛を撫でてくれるヒイロの手が気持ちよくてオレは眠りについた。

変な夢を見た。

オレは人間になってヒイロの隣にいた。

いつもは抱きしめられているオレがヒイロを抱きしめていた。


幸せな夢。
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