SとNの法則


「何さ!」


やんのかてめえ、ああん?と下から睨んでみたが柊はこっちさえみない


え、何これ。無性に恥ずかしいんすけど、羞恥プレイですかあああ!


「いや、お前も他人の気持ち考えてんだなって、」


そんな風に全く見えないけど


柊は私の顔をちらっと見てから鼻で笑った


「その言葉果たし状として受け止めていい?…明日の放課後女子トイレに来いや」


「行かねーよ」


クールていうか大人びてるというか無愛想ていうか空気読めてないてうか柊はそう言ったのが最後にベッドに転がって雑誌を読み出し何も喋らなくなった


そして急に襲ってくる疎外感


柊は好きくないが相手をしてもらえなきゃ寂しい訳で、


え?何これ、私が柊に片思いしてるみたいで腹立つな


「よし、さっきの発言許すから灘の話に戻ろう!私、大人だからとぎじるの水に流してやるよ!」


「はあ?別にいい」


「………」


会話終了


くそう、いいもんね!柊が相手してくんなくても他に友達いるもんね!


「柊が相手してくんないならまこちゃん呼「止めろ!」


「わぶ!」


バシンと頭に衝撃が走りおもわず携帯が手から飛んでった


「…ちょ、柊くん。ちみは私を何だと思ってる」


可愛い女子高生にしかも顔に目掛けて何の迷いもなく雑誌を投げるか、普通?


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