SとNの法則
「お前をいつか踏み潰してやるからな!」
悪びれない副会長を全力で睨みながら舞台から降りる
そしてすぐ横にある生徒会専用の座席に腰をかけた
もちろんこいつ(副会長)の隣なんか座りたくなかったのだが他の椅子にはすでに他のメンバーが座っており仕方なくこいつの横に腰を掛ける
(あぁ、最悪!)
「あんたのせいで私は生徒会長に無理矢理なったって言うのにその態度は何なんですかね柊さん、ぶん殴んぞ!」
拳を鳴らし牙を剥いて柊を睨んだ
そう、私なんかが生徒会長になるはずなんてなかったのだ
もともと生徒会長はこの隣に座ってる憎たらしい男、柊 燿がなるはずたった
なのに生徒会長顧問の先生に突如
「あ、そういやお前生徒会長立候補しといたから。立候補者お前一人だから多分決まりだな」
とにこやかに笑って私の肩をたたく先生改め理不尽な大人
当然納得いかず、いや逆に納得いったら私は何?マリア様レベルの心の広さだよね。思春期の女子高生にそんなこと求めんなってことで先生を問い詰めた
自分で言うのも何だがそれはもう鬼の形相で
するとようやく口を割った先生は理由を話し出した
それを纏めると、どうやら先生は次期生徒会長はお前しかいないと柊に頼み込んでいたが断られ続けてたらしい