SとNの法則


それなのに柊は三ヶ月前にいきなり


「先生、こいつ(私)が生徒会長やるなら副会長やってもいいですよ」


なんて言ったのが原因にあたるとのこと


つまり柊による私への嫌がらせによって現在の立場が確立されたという訳だ


そして当然怒り狂った私は柊に戦を仕掛けに行こうとしたが途中で三ヶ月とちょっと前を思い出すとその頃にちょうど柊に対して悪事(しかも結構ひどいやつ)を働いた記憶がでてきた


つまり相手に大義があるためむやみに反抗もできず私、桜井椎菜は気付けば生徒会長にさせられていた


あれ?ってことは悪いのは全部私なの?


いやいや、思い返せば中学の時は柊に騙されて生徒会長をやらされたことだってあった


中学のあの悲惨な出来事が走馬灯のように頭を駆け巡り涙が出そうになるが耐えながら隣にいるくそ柊を睨む


ちくしょう!


柊の顔は妙に整っていて(騙される女子多数あり)さらにムカつきが増す


「いつか絶対呪ってやる!覚えとけ」


「お前って本物の馬鹿だろ」


ハッと隣で柊に鼻で笑われる


いやまじで雑誌の後ろの方に載っていた胡散臭い呪いの人形をまじで頼もう、絶対に


これで神様の悪趣味な悪戯によって中等部に編入してきてから今までずっと同じクラスの柊とはおさらばだ


グッバイ、永遠にな


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