告白ゲーム


「ちょっ、坂下くん?!」



何してるの、の言葉は重なった唇に奪われた。



ひたすら胸を叩いてもビクともしなくて、こんなとこで男なんだと実感する。



抵抗をやめたあたしに気づいて、唇を離して至近距離で見つめてくる。



ち、近いんだけどな…



耐えられなくなって顔を背けたら、顎を掴まれてもとの位置に戻される。



しっかりと固定されて、目の前にある強い視線から目がそらせない。



「俺、」



不意に呟いた彼の唇に視線を移す。


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