ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
一章
ありがとう
「好きです」
そう言って
顔を赤らめてる男。
毎日のように
こうやって告白されるあたし。
え??
凄いって??
こんなの当たり前。
男なんて
ちょっと上目遣いとかボディータッチすれば
いくらでも尻尾振ってついてくるんだから。
ホントバカだよね。
え??
最低だって??
ほっといてよ。
あたしは
最低な人間だもん。
あたしの名前は
桃井杏[モモイ アンズ]
これでも
中1。
もっと大人に見えたでしょ??
よく言われる。