ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
「ゴメンな。
俺のせいかもな」
そう言って
謝ってきたあいつ。
「ううん。
あんたのせいじゃないよ…」
「ってか
あんたって辞めてくれない??」
「え??
じゃあ何て呼べばいいの??」
「蒼でいいよ」
蒼!?
そんなの呼べるわけないじゃん
って感じ??
「じゃあ…
蒼くん…」
いきなり呼び捨てとか
絶対無理だし。
「じゃあな。
今度から気を付けろよ」
そう言うと
蒼くんは
下に下りていった。
あたしはやっぱり
自分の王子様は
蒼くんしかいないと思った。