ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
四章
睫毛の先の涙
あたしは
蒼くんと最近
メールをする回数も
段々と増えてきた。
いい感じかもしれない。
蒼くんに
彼女がいるのは分かってるよ。
でも
あたし諦められない。
諦める気はない。
「おはよ〜」
あたしは
いつも通り
みんなに挨拶して
教室に入る。
でも
あることに気が付いた。
あれ??
紫苑がいない…
いつもなら
あたしより早く来て
教室で友達と話してるハズなのに…
今日は休みなのかな??
でも
昨日はいつも通り元気だったし。