ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~



「紫苑見てない??」


あたしは


黒板の前で


話し込んでる女子に聞いた。


「あ〜


それなら見た見た!!」


1人が


大声を張り上げた。


「何か…


目が赤かったよね…」


「あれは泣いてたんじゃないかな??」


そう口々に言う女子。


え…


紫苑が泣いてた??


「何処行ったか分かる??」


「確か…


屋上の方に行ってたような…」


「ありがとう!!」


あたしは


最後まで聞かずに


屋上に向かった。


紫苑…


何があったの!?



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