ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~



「杏って凄いね〜」


紫苑が


うんうんと頷きながら言った。


「何のこと??」


「だってモテモテじゃん」


あ〜


そんなの当たり前じゃん。


こんな顔が可愛いのに


モテないのがおかしい。


「次は誰に告られたの??」


「えっと…


知らない」


男なんて興味ないから


普通に覚えてないですけど!!


サッカー少年の名前は


バッチリ覚えてる。


何でだろうね。


自分でも不思議なんだけど


って感じ??


「あたしさ…」


紫苑が


俯きながら話を切り出す。


何か元気ないし。


こんな紫苑久しぶり??


ってか初めて


って感じ??



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