ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
「杏ちゃん。
良かったら一緒にご飯食べない??」
誘って来たのは
何処かで見たことある顔。
ってことは
あたしに告って来た奴??
何十回も告られてるから
いちいち覚えてないし。
残念だけど。
「ゴメンね。
あたしは
紫苑と食べる約束してるんだ」
って咄嗟に付く嘘。
もっとイケメンだったら
別にOKしてるよ??
勿論食べてるときに
デートに誘って奢らす
っていう完璧な計画。
あたしって
頭良いよね。
「じゃあ屋上行こっか」
紫苑が笑顔で言う。