ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~



「桃井さんが


机蹴ったよ」


「怖ッ…


あれが本性??」


「男騙してたわけ??」


みんなが


口々に言っているのが


聞こえてきた。


「残念だったね。


もう


杏の人生は終わったね」


酷い。


やっぱり


友達なんて


信じても


いつかは裏切られるんだ。


友達なんて


最初から


作らなかったら良かった。


こんな風になることくらい


想像できてたハズなのに。


「…ッ……」


あたしは


急いで


教室を出た。


ホラ。


またじゃん。


昔あたしがされたことと


全く変わらないじゃん。



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