ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
「あたしさ
あんたのこと
好きだったんだよね」
普通に
スラスラと言えた。
「え…??」
サッカー少年は
首を傾げている。
そりゃそうか。
あたしの本性
知ってるもんね。
「だから…
あんたのことが
好きなんだってば!!」
あたしが言うことは
この2文字しかない。
これ以上の言葉で
表せられない。
「は??
冗談だろ??」
サッカー少年は
半笑いを浮かべてる。
「ホントだよ。
あたしは
あんたのことが
好き…」