ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~
カーテンの向こう側には
ベッドが2つ並んでいて
左のベッドで
あいつが寝ていた。
「桃井??」
そう言って
ベッドから
半分体を起こすサッカー少年。
「ってか
何でそんなとこで寝てんの??」
何であたしって
もっと可愛くなれないんだろ…。
「頭痛いから。
そっちは??」
あたしは…
サボり??
って感じ??
「普通にサボり。
何か
授業とか受けたくない気分なんだよね」
あたしは
右のベッドに寝転がった。