となりの肩

春井さんは、
優しい目で呟いた。


だから、泊まると
決めてしまった


雨が強く窓を叩く。



カチャとスプーンを置く
音がした


砂糖とミルクを入れた


春井さんは甘党だ。

見ていて、思った



「ごめん、仕事ばっかで」


「え、いや。いいんです・・小説ですか」


すまなそうな
表情で、言われた。
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