となりの肩



「ま、頑張れ!」

バシンと肩を叩いた



「苑弥。飲みすぎ」



うつろな目だけど
寂しそうに呟いた




「いいじゃん、あんな事あって咲早だって、傷付いて・・」


苑弥。




「よう・・やくだよー、咲早がやっと」



言わないうちに
ガクンと寝てしまった



苑弥は、例の彼と
別れる時に


文句を言ってくれた。




高校の頃、
私が傷つくからって


彼氏の話は避けてた


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