となりの肩



「咲早さん、キスする?」

「・・、あの」

下を向いた。




「分かった、焦らず行きますか」


彼は手を離した。


・・。



まだ・・怖い




「そんな顔しない。ペースてもんがあるよ、それぞれ」


ベランダに近付いて
戸を引いた。



夜風が頬に当たった



何も言わない伊透。

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