となりの肩

私は追い付かないだろう



「たくさんしゃべったら疲れた。」



ははと 笑った



今の伊透は
小さいこどもみたい



強そうに見えて
弱々しい・・





「言えなくてごめんな」


「いい」


首をふる。
うん と伊透は笑う




「話ししてくれてありがと。辛かったのに」




「いや・・」




時計はもう11時


「夜に話すとだめだ。泣きそうになるから」



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