となりの肩



仕方なく 寝てあげた

「咲早が、今好きだから」



子供を寝かし
つけるみたいに


伊透の声は
夜に溶けていった。



うん






泣きそうて 言った時





伊透の 背負って
きたものとか


ちょっと見えた気がした
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