となりの肩
彼を見た。


「・・宮木君、」


「好きだ」



間違ってる。


こんなの、けど


嬉しかった。




逆らえない、彼の目に




私も、と小さく言った




そして、キスした、




誰もいない保健室で。


消毒の匂いが残る、所で



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