ふるーつみっくす
「ってか崎谷。
お前告られたんだろ?」
「ん?まあ一応…」
「なんでそいつと
付き合わねえの?」
「え?」
あたし
あたしだって
「別に好きでもない人と
つきあわないし。」
「まあな。」
あんたが好きだし…
「あたしがどうしようと
あたしの勝手じゃん。」
「なんでキレる?」
「別にキレてないし…」
あ〜
やってしまった。
「そこーっ!!
話ばっかりしないで
手を動かすー!」
美術の授業中
だけど
先生甘いから
みんな好きなこと
やり放題。
キンコンカンコーン
チャイムがなる
今日の授業は
これで終わり。
「俺ら今日掃除当番。」
「あたしも?」
「うん。下駄箱」
今あんなこと
いっちゃったのに
北田もいるのに
掃除かあ…
掃除当番は
あたしたちを含めて
6人のはずなのに
来ない。
北田は無言で
掃除をしてる。
やっぱり怒ってんのかなあ。
「お前さあパッパとはけよ。」
「うん。」