オレの彼女はかぐや姫
「キリトさま…
息苦しゅうございます…
なにか
異様なるかほりが
いたしまして
わたくし
窓を
開けさせて
いただきましたの」


カグヤは
ベッドサイドに
正座をして
横たわるオレの
顔を
まじまじと
みつめている。



やっぱ…
似てんなぁ…

子馬ルナ…

彼女にしか
見えないよ…


やばいよ

目の前に
彼女の顔がある

やばいってば!

オレの心臓が
バクバクし始めたよ~

やっばい

違う違う

違うっ!
違うってば!


目の前で
ニコニコしてるのは
カグヤなんだから
昨日
偶然
出会って

泊まるところが無い
なんて言って
ムリくり
知らない男の家に
泊まっちゃう
みたいな
そんな
浮わついた女子なんだよ~


子馬ルナとは
まったくの
別人なんだから~


何を
血迷う?
そんな必要ないんじゃ、オレ!


はあはあ


だが
心臓は
おさまらず

別のとこも
おさまらず…

まったく
オレってやつは…
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