【短編】弁当男子と桜の季節
約束の9時。


来てるのは僕




そして…


隣には笠原…。




なんだろう。



このビミョーな空気…。




な…
何か話した方がいいよな…。



なにがある?


今日の服、かわいいね


とか?

いや、いつもかわいくないみたいに聞こえるし、

第一、そんな歯の浮くようなセリフ、無理。



満開だね

か?


…ちょっと葉っぱのぞいてるから、散りかけだし。



晴れて良かったね


よし。

これでいこう!



「「あの…。」」
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