【短編】弁当男子と桜の季節
綾が、え〜!?って顔で見てるけど…


断るのは感じ悪いし、

かといって1人で行く勇気はないもん…。


綾、ごめん!!


「ほら3対1!!綾も来いよ!」


「しょうがないわね…。」


「決まり!!集合朝9時!!俺、車出すから買い物からな。」


なんか、昼もお花見する事になっちゃった…。


そんな事を考えていると、巧くんがこそっと聞いてきた。


「笠原、任せとけ!!」


「へ?」


………何を?


「君たち、バレンタインから進展ないじゃないか。」


「う…。」


「ちゃんとラブラブプランは考えてあるからな!!」


え!?なにそれ!!


「た、巧くん!そんなのいらないから!!」

「遠慮すんなって!楽しみにしてろよ。」



そう言い残して去ってしまった…。


ラブラブプラン…。


嫌な予感がする…。
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