続・教師×生徒【恋愛物語】
「なんなの!(怒)
菫をさんざんイジメたくせにお金を要求してくるなんて。
しかも、菫を連れ戻すとか先生を訴えるとか、おどして卑怯じゃない!」


あたしの辛い過去を知ってる里美はすごく頭にきた様子で、あたし以上に怒ってる。


あたし達はランチをそっちのけで話しに没頭した。


「どうしたらいいと思う?」


「そんなの、お金渡さなくていいに決まってるでしょ!ってか、先生には話すの?」


里美の質問に俯くあたし。


「正直、慎吾に話そうか迷ってる。迷惑かけたくないもん…。」


いつもあたしの事を一番に考えてくれる慎吾にこの事を話せば、絶対に心配する。
それじゃなくても、今は学校の仕事が忙しいのに余計な心配を増やしたくない。



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