続・教師×生徒【恋愛物語】
そんな事を考えてると…


―――ピ〜ンポ〜ンッ♪―――


インターホンが鳴って慎吾が帰ってきた。


「ただいまぁ〜。腹減ったぁ〜。
菫、今日は玄関までお迎えなかっ…」


あたしの顔を見た瞬間、言葉を失った慎吾。


「どうしたんだよ!その顔!」


一目散にあたしに駆け寄ってきた。


「やっぱり分かる?」


心なく笑って言ったあたし。


「分かるも何も、腫れてるじゃねぇ〜かよ。
相原と何かあったのか?」


「里美があたしを殴るわけないよ。」


「じゃ〜、誰に?」


なかなか次の言葉が出てこない。
長い沈黙が続いた。



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