タイムリミット~私の願い~


「ほんっとに?」


「うん、ほんと」


OKしたんだ…
隆哉、川島と付き合っちゃうんだ。


「何?そんな悲しそうな顔しちゃってぇ~
そんなに俺と川島が付き合うのが嫌なわけ?」

ニヤニヤしながら言ってくる隆哉。
分かってる、これわ冗談で言ってるって事ぐらい。

けど、無理。

我慢できない。





「お、おっい!!何ないてんだよ!
冗談だって、な?」


「ちがっ、隆哉のこと好きじゃない。
けどなんか、先に彼女が出来たのがくやしくて…」

何この言い訳。
自分でいいながら、あんまりにもひどいのが分かる。

隆哉もびっくりしてんじゃん。

とまって、とまって。
早く泣き止んでよ!!


心の中でそう願っても、涙わとまる気配が無い。



「あたし、トイレいってくる!」





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