タイムリミット~私の願い~

「ここに呼びたい人がいるんだけど…」

愛莉わ微笑を浮かべ、なんだか照れながら言った。


「うん、いいよ。」
と、言った後で嫌な予感がした。

あの、愛莉の顔……

まさか新しい彼氏だったり!?
もしそうだったら、あたし今わ心から祝福できないかもしれない。
笑顔作ってしまうかもしれない。

横目で愛莉を見る。
携帯で誰かと話している。

やっぱり、なんだか照れ臭そうに。


「今さ、中庭にいるから。早く来なよ!」

愛莉がそう言ったのが、聞こえてきた。


あれ?
なんだかあの顔、恥ずかしがってる、って言うより-…


笑いをこらえてる顔に見えてきた。


パタンッ
愛莉わ携帯を閉じると、「もう来るって。」と、笑って言った。



< 19 / 60 >

この作品をシェア

pagetop